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ix500やべーー!!
Posted on 9月 25th, 2014 はおりん No comments自炊!自炊と言えばもちろん、白米を炊いておかずを作って食べること、ではない。
この界隈の紳士ならば、自炊と言えば「紙の書籍を自分で電子化すること」であろう。最初は、カッターで本を切らずにフラットベッドスキャナに押しつけてスキャンしてみた。中学生か高校生の頃だったろうか。
それでもそれなりにきれいにスキャンできたのだよ。だが、やはりその作業は飽きる。なにより面倒だし作業難易度も高い。
というわけで次はScsnSnapのS300を買った。
小型で、一度に20枚くらいしか連続スキャンできないので、次々原稿を載せるのがもう面倒面倒。
ついに魔改造して、無理矢理原稿が50枚くらい載るようにしてしまったが、別にモーターの出力を上げたわけでは無いので、摩擦の大きい原稿だと悲鳴を上げる。
最後にはACアダプタを紛失してしまい、USB給電で動かしていたが遅い遅い。というわけで、「原稿たくさん乗るのが欲しいよねー、A3がスキャンできるといいよねー折らずに。」と買ったのが、コクヨのCaminacsW。
だが、こやつはあまり紙送り機構が優れておらず、すーぐに重送を起こす。紙質との相性が悪いと3枚に1回重送だ。
さすがに疲れるんだな、これは。そこでix500ですよ
ix500の、なにがすごいのか!
- はやい!
- 超音波式重送検知がすごい!
- リタードローラー式で、そもそも重送を起こしにくい!
- 原稿がまっすぐになる!
- 長尺原稿も読み取れる!
- 無線LANでUSBケーブルいらず!
- 堅い原稿だって読み取れる!
1つずつ説明してっちゃおっかなー
はやい!
S300はそもそもモバイル用途なのもあって、遅かった。
300dpiなんかで読み取ろうものなら、電源つないだって4枚/分。USB給電だと2枚/分!
いやぁ、遅い!!それに比べてix500の速いのなんのって。
公称値で25枚/分。
実際作業してみても、単行本1冊を2回に分けて読み取っても、たかだか2~3分くらい。きもちい~い速度で次々読み取ってくれる。
超音波式重送検知がすごい!
これは以前から、ScanSnapの据え置きモデルには搭載されていた機能だが。
S300やCaminacsWなんかは、原稿サイズが指定と違うとか、あまりに長すぎる、といった感じで重送を検知していたため、
重送が検知されずに2枚が半分重なった状態で正常にスキャン終了してしまうことも少なくなかった。
2枚が半分重なってれば紙が出てきたときに気付くのだが、完全に重なってるともはや気付くことすら無く。
いざ読み返して落丁があっても後の祭り・・・ということもあった。だが、ix500は据え置きモデルのため、超音波式の重送検知が採用されている。
これがすごい!完全に切り忘れて、1mmのズレもなく重なった2枚の原稿だって、「重送じゃねーの?」としっかり報告してくれる!
実際、30冊ほどスキャンした中に10枚くらい切れてない部分があったのだが、いずれも完璧に報告してくれた。
出てきた原稿を何度か指ですりあわせなければ重なってるのがわからないくらいだったのに。これがあれば安心だ。
リタードローラー式で、そもそも重送を起こしにくい!
従来の(家庭用)ドキュメントスキャナは、2枚目以降の原稿をパッドで押さえて、1枚目だけをローラーで搬送していた。
このパッドのバネ力や摩擦力が消耗すると、重送が多くなったりする。だが、以前からオフィス用大型複合機などではリタードローラーという方式が使われていた。
これは、2枚目以降の紙を押し戻すように、やや逆回転気味に動作するローラーで、より的確に1枚だけ搬送してくれるらしい。最近のドキュメントスキャナはだいたいこの方式になったようだ。
原稿がまっすぐになる!
理由はわからん。
わからんが、とにかく原稿がまっすぐ読み取られる。
傾き補正とか入れてないのに。搬送機構が良くなったからだろうか。。。
長尺原稿も読み取れる!
これがなにげに大きい!
今まで、単行本の表紙などは、2分割したり2つに折ってA3扱いにして読んだりしていたが、
ix500ではそんな手間は不要!最大863mmという、驚異的な長尺読み取りに対応しているので、スティックポスターだって思いのまま!
単行本の表紙だって切らなくていい!超!楽!!
無線LANでUSBケーブルいらず!
これもなにげにかなり楽!
普段は、電源だけ接続しておいて、ちょっとした書類を読み取ったり。
自炊するときは手元に持ってきてがっつり数百枚をスキャン。そんなときにUSBケーブルとかマジ邪魔。
そも、PCの近くにしか置けないという制約が、以外と作業場所を限定してくる。
作業台は端から端まで心置きなく使いたい!そんなときに、無線LAN対応のix500なら、電源だけあればいいので延長コードでどっかから持ってきて、
あとは裁断、スキャンを繰り返して、最後にPCでまとめて処理、なんてのも夢では無い。
ちなみにうちでは作業台の横に追加台を置いてix500を置いてスキャンしている。
決してPCのUSBケーブルが届かない距離ではないが、無線はやっぱり楽だ。堅い原稿だって読み取れる!
ix500は厚さ0.7mmまでの原稿に対応しているが、もう1つ。
これはまだためしていないのだが、おそらく、曲げることが難しい原稿でもスキャンできるのでは無いだろうか。排紙トレイを閉じたまま、普通に紙をスキャンしたところ、給紙側からまっすぐの状態で本体前面に排紙されてきた。
もちろん、デスクの端などに置いておかないと、原稿は曲がってしまう。
だが、これは使える機能なのではないか?と思っている。と、まぁ、こんな感じで、ix500で部屋を片付けて、広くするぞー!
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