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Core i7マシンにWindowsXPを入れたぞ!
Posted on 12月 18th, 2008 はおりん No comments前回、とりあえずCore i7について説明した。それでは、いよいよマシンを組み上げてOSを入れてみよう。
ハードウェアの選定
Core i7を使用するに当たって、既存の資産が流用できないのはマザーボードとメモリだけである。しかし、今回は完全に新品のパーツを利用した。購入したパーツは以下の通り。
CPU:Intel Core i7 920
マザー:GIGABYTE GA -EX58-DS4
メモリ:G.Skill DDR3 1600 2GB x 3 (6GB)
SSD:CFD 60GB CSSD-SM60NJ (最大Read速度 150MB/s 最大Write速度 90MB/s)
AGP:WinFast PX8400 GS TDH 256MB Silent
電源:玄人志向の560Wのやつ
ケース:36cmファンが横に付いたやつさて、いよいよマシンを組み立てよう!
CPUファンはリテール品とした。静音化を目指し、大きなヒートシンクを持ったものに交換したかったのだが、まだラインナップが少なく、断念した。もしかしてLGA775用のものがそのまま使えるとか、そういうオチがあるのだろうか・・・?しかし、結果から言うと、純正ファンでも十分静かだった。「うるさい」で有名なPentiumDのと大して変わらないように見えるんだけどなぁ・・・
SSDはCFD販売の60GBのMLCタイプ。いつ壊れるか少々不安だが、その部分まで含めての長期的ベンチマークだと思おう。うん。
グラフィックカードは、もっとも安かったものをチョイス。
ケースは上記にも書いたが、36cmの扇風機(換気扇?)の付いたもの。コレ。思ったより大型ファンが静かで快適。40cmファンの方は売り切れてて買えなかった。残念。ちなみに、青色LEDがまぶしくて嫌いなので、電源LEDもHDDのアクセスLEDも、大型ファン周辺のLEDも全て切断済み。漆黒。自宅サーバーなんてこれで良いのである(こらこら
あと、ついでにコレも買った。
HD-PSG250U2-WH
HDD内のISOイメージを、USB接続の仮想CD/DVDとして認識させることが出来、そこからOSのインストールも可能という優れもの!コレでWindowsをインストールしたが、速い・・・ような気がする。少なくともとても楽。実際の光学ドライブと比較していないので、詳しい数値は書かないが・・・と、いうことでアッサリとWindowsXPが入ってしまいました!
まずはお定まりのSSDのベンチマークを・・・・ほぼ公称値、というより公称値以上な気がするんですが、どういうことでしょう?
シーケンシャルリードで160MB/sくらい出てます。あれぇ?
ま、いいや。今回の主眼じゃないし。まずはFFXiベンチだ!
比較対象となるのは以下のスペックのマシン。クリーンな状態で無いので、参考程度にしかならないが・・・
CPU:AthlonX2 BE-2400
メモリ:DDR2 4GB
HDD:SATA 250GB
OS:WindowsXP SP3
AGP:Radeon HD2600XTちなみにこれ以降、
AthlonX2マシンは「X2」
Core i7マシンでHTアリの状態を「i7HT」
Core i7マシンでHTなしの状態を「i7」
と表記させていただく。さて、FFXiベンチをHigh設定で動かしてみましょう。
・・・・・あれー?ほとんど処理落ちしてないように見えるなー・・・グラフィック性能低いハズなのにー。
ちなみにグラボそのものの性能は、8400GSはHD2600XTの半分くらいの性能。さて、結果・・・
X2:5371
i7HT:5700
i7:5326あれー?i7の方がはやいーw
FFベンチはCPU依存が大きいので、グラボの能力差以上にCPU能力が高いということか。次は時間のかかる動画エンコード試験だ!
僕の使っているエンコードソフトは「TMPGEnc Xpress 4.0」
純粋なCPU性能を試験するため、nVidia CUDAは使用しない設定で試験した。
試験に用いたのは以下の8設定。
1.ひだまりスケッチ オープニング 1パス
2.COWBOY BEBOP オープニング 1パス
3.魔界戦記ディスガイア オープニング 1パス
4.涼宮ハルヒの憂鬱 オープニング 1パス
5.ひだまりスケッチ オープニング 2パス
6.COWBOY BEBOP オープニング 2パス
7.魔界戦記ディスガイア オープニング 2パス
8.涼宮ハルヒの憂鬱 オープニング 2パス
設定は全て以下の通り
ビデオ:H.264 AVC 720×480 29.97fps 1250kbps CABAC
音声:AAC 32kHz 192kbps
いわゆる、PSPで見れる動画である。さて、さっくりと結果を・・・
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- X2 27:31
- i7HT 06:32
- i7 07:40
- 2スレッド
- X2 25:07
- i7HT 05:08
- i7 06:43
- 4スレッド
- i7HT 05:08
- i7 06:11
- 8スレッド
- i7HT 05:00
はっ、速い!!!これが新型の実力か!!!
ちなみに1ファイルだけエンコードするのにかかった時間。
- 通常
- X2 02:02
- i7HT 00:27
- i7 00:30
- フィルタ多用
- X2 18:27
- i7HT 03:11
- i7 03:18
やはり速いっっ!!!
ちなみにnVidia CUDAは有効にするだけ無駄だった。グラボの性能が悪いせいで、CPU演算のほうが速いのだ。
こ、このCPUに高速なグラボを組み合わせたら・・・・次はLinuxで仮想化だ
というわけでWindowsはアンインストール。
次はLinux上で仮想環境を動かしてみたい。
いや、実はXenは初めてなので、この日記を書いている時点ですでにうまく動いてくれず困っているのだが・・・i7との相性が悪いのか僕の手順が悪いのかハッキリしない。とりあえず次回の日記ではXen上でWindowsが動いてるか、あきらめてるかのどちらかである。
Xen上で動いたとしても、AVCのエンコードがすごく遅くなってしまった場合には仮想化をあきらめるが・・・そのときは逆にWindows上でLinuxを動かす方向にでも変えてみようか。乞うご期待っっ!!!
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