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青少年健全育成条例の改正について
Posted on 3月 18th, 2010 はおりん No comments例の、東京都の、「美少女マンガは滅べ!」条例について、千代田区選出の民主党議員様にメールをしたので、ここに全文を掲載する。
一種の内容証明モドキのようなものだと思っていただきたい。
(誤字脱字等あってももう直せないのが、メールの怖いところだが。)なお、「性別は男です」とか書いてあるのは、僕の本名がどう聞いても女の子の名前としか思えないからである。
件名:青少年健全育成条例改正案について
東京都議会 民主党 千代田区選出議員
くりした 様はじめまして、都政への参加、いつもお疲れ様です。
私は千葉県浦安市在住の (好鈴の本名)と申します。
(注:性別は男です)
この度、青少年健全育成条例の改正について、
インターネット上で見聞きし、危機感を覚えましたので、
都民ではありませんが、なにとぞ、ご意見をお聞きいただきたく、ご連絡差し上げました。以下のページにて、改正案の新旧比較を読みました。
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.htmlまず、よく言われているように、拡大解釈が可能なことが気になります。
「性的表現」の拡大解釈が可能ですと、推進派と否定派で、解釈が大いに変わる可能性があります。
「キスを性行為の一部とみなすかどうか」について、ソースは定かではありませんが、
「キスは性行為に含む」という解釈を、この改正では行うという情報を目にいたしました。
いわゆる「少女マンガ」、「少年マンガ」のみならず、絵本ですら、口づけをしているシーンは存在します。
しかし、おそらく絵本の中でのキスは性行為とみなされることは無いでしょう。
このように、描写される媒体によって解釈が変わる可能性をはらむこと自体、非常に危険であると思います。もちろん、実際の性行為を含む描写が未成年の目に触れないことは必要だと思いますが、
それは購入時に年齢確認を徹底するなどの方法で可能だと思います。
たとえば、TASPOのような、年齢認証を済ませている証拠となるものを、成年図書の購入の際に必須とする、
もしくはTASPOそのものが必要とするだけでも、青少年がみだりに成年図書に触れるのを防ぐことが可能だと思います。
(TASPOは非喫煙者である私でも作れたと思うのですが・・・間違っていたらすみません。)しかし、改正案の第九条の三の2を読みます限り、ある作者の出版物が不健全図書に指定された場合、
それ以降の同様な内容の出版物も継続して不健全図書に指定される可能性があり、
結果として一度、不健全図書に指定されますと、出版社側としては発行禁止処分とするしか
対応が無いように読み取れます。
第一、表現、出版は憲法で認められた権利であり、規制を行うことは違憲である、というのが私の一貫した考えであります。最後に、
いずれかで、「オタクは認知障害者」という発言があったようですが、これについては明らかな人権侵害であり、
即時撤回を、石原都知事に求めるよう、お願い申し上げます。長くなってしまいましたが、どうしても、消費者としての声をお伝えしたく、メールさせていただきました。
なにとぞ、お聞き届けくださいますよう、よろしくお願いいたします。
以上のような内容のメールを、くりした 善行様にお送りさせていただいた。
くりした様を選んだのは、ブログを読んだらこの条例について書いていたのと、僕の勤務先が千代田区だから。
あとは全体の雰囲気で「聞いてくれそう」と思ったのが一番大きい。
やはりメールを送るからには、こちらの声が届いてほしい。その意味では、推進派に送っても、無かったことにされそうで怖い。あああ、肩書きとか所属とか間違えてねーよなー
議員にメール送るなんて初めてだから恐ろしいよぉー
といっても、僕、都民じゃないけどね。ブログタイトルにも「浦安市在住」って入ってるくらいでw
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