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iLiad Book Edition
Posted on 3月 12th, 2009 はおりん No comments買った!届いた!取りに行った!!
電子ペーパー
皆様は、電子ペーパーという技術をご存知だろうか?
現在一般的にディスプレイに使用されているのは「液晶」である。もっとも普及している液晶の構造は、後ろから光を当てて、その光を通すか通さないかで表示を行う。
このあたりの仕組みは他に詳しい資料がいくらでもあるので(僕のお気に入りの資料はコチラ)割愛するとして、、、印刷物というのは、紙の上にインクが乗っており、そのインクが光を反射して表現を行うものである。
電子ペーパー、特にiLiadで使用されているE-Inkも原理は同じで、板の上に大量のインクカプセルが乗っており、各カプセルの中には白と黒のインクが入っている。これらが前面に出てきたり裏に引っ込んだりして、白と黒が交代することで表現を行う。(詳しくはWikipedia)つまり、紙同様の表現方法なので、コントラストが高く、省電力で、さらに目に優しいのである。
富士通フロンテック FLEPia
で、日本製のカラー電子ペーパー端末として期待されている富士通フロンテックのFLEPiaだが、もちろん僕もこの製品に大いに期待していた。
が。
先日行われた実証実験の動画を見る限り、以下のような不安点がある。・画面の書き換え開始までの反応速度
・書き換え速度
・視認性僕が見た動画ではiRex Digital Reader 1000 と、iLiad 2nd Edition と、FLEPia が比較されていた。
しかし、その中でFLEPiaはもっとも反応が遅く、画面をタッチしてから書き換え開始までに数秒を要していた。
さらに、画面への光の映り込みが多く、また、コントラストも低いように見受けられる。
というわけで富士通フロンテックに質問してみた。(抜粋)
既存の海外製品に比べ、以下の点で不安が残ります。 ・画面の書き換え開始までの反応速度(CPU処理能力?) ・書き換え速度(動画ではカラー画像しか見ることは出来ませんでした。) ・視認性 特に視認性については、画面への写り込みがあったり、明るさなどが劣っているように感じられましたが、 実際の視認性などはどうなっておりますでしょうか? また、実際に性能差があるのであれば、発売にあたりこれらの点は改善されるのでしょうか?
これに対して、回答。
(抜粋)
以下に、各メディア経由で得られたkindleの情報を見て感じた私の主観的な 意見を記載いたしますので、参考としてご覧下さい。 kindleのほうが反応速度、書き換え速度ともに速いと感じております。 なお、当社ではモノクロの製品を商品化する予定はございません。 コントラスト比(文字のくっきり度)は、kindleのほうが優れている ように感じております。 写りこみについては、撮影用ライトを当てたため目立っておりますが、 実運用上は特に問題はないかと思われます。
認めるなーーーーーーーーーー
これでは買えないではないかーーーーーーつまり、個人マーケット向けの利便性重視の製品ではなく、長時間駆動、高機能、カラー表示を主軸とした、業務用端末だと思ったほうが良いようである。
これらの事情から、僕はiLiadの購入を決意した。iLiad Book Edition
iLiadはいくつか種類があるが、僕は「読む」「書く」以上の機能はあまり求めていないので、安い「iLiad Book Edition」を購入した。
事前調査の段階で「iRex Digital Reader」の方が、サスペンドできたりと高機能なのはわかっていたのだが、大きさや重さ、デザインなどの問題から選択しなかった。
発送はUPSで航空便。場所 日付 現地時間 説明 CHIBA,
JP2009/03/11 15:09 通関業者により登録されました /
貨物は通関業者に提出されました2009/03/11 15:09 通関業者により登録されました /
通関業者によりリリースされました。
現在輸送中ですCHIBA,
JP2009/03/10 8:23 配達済み CHIBA,
JP2009/03/09 10:48 荷物データは通関によって処理されています。
通関を待っています /
通関業者によりリリースされました。
配達のために現在輸送中です2009/03/09 10:25 仕向国センタースキャン 2009/03/09 10:20 空港上屋スキャン(輸入) 2009/03/09 8:31 荷物データは通関によって処理されています。
通関を待っていますCHIBA,
JP2009/03/08 20:23 空港到着時刻 2009/03/08 20:23 空港到着時刻 PAMPANGA,
PH2009/03/08 15:48 空港出発時刻 2009/03/08 15:48 空港出発時刻 2009/03/08 6:16 空港到着時刻 CHEK LAP KOK,
HK2009/03/08 4:45 空港出発時刻 2009/03/08 4:31 空港出発時刻 2009/03/08 2:34 空港到着時刻 DUBAI,
AE2009/03/07 14:55 空港出発時刻 2009/03/07 14:20 空港出発時刻 2009/03/07 12:00 空港到着時刻 KOELN (COLOGNE),
DE2009/03/07 4:38 空港出発時刻 2009/03/07 4:37 空港出発時刻 2009/03/07 0:56 空港到着時刻 EINDHOVEN, BEST,
NL2009/03/06 22:30 空港出発時刻 2009/03/06 22:10 発地国センタースキャン NL 2009/03/06 8:40 請求情報を受信しました UPS が提供する貨物追跡結果: 2009/03/11 22:37 東部標準時
ということで、大体5日くらいで到着。
ていうか実は待ちきれなくて、3/10の朝にヤマトの配送センターに取りに行ったんだけどwというわけで朝っぱらから、開封!!
オランダから航空便。
で、実際んとこ、どーなのよ?
で、実際んとこ、数日間使ってみました。
第一の感想。すげぇ
いやもう、日光の下での視認性の高いこと高いこと。ていうかほとんど真横からでも見れる。さすが、インク。
書き換え速度はけっこう速い。実際んとこ、読んでて速度が気になることは無い。ただ、起動終了が遅いのはやはり難点。あと、キーロックが面倒なので、電源を入れたままカバンに放り込んでおくのも抵抗がある。
iRex社には、はやいとこスリープ機能を実装してもらいたいものである。画面の大きさは「満足」ではないかもしれないけど、「合格」レベル。
EeePCで横長で見てるよりはよっぽど良い。
ちなみに僕はフルスクリーン表示可能なアプリに入れ替えてしまった。
非公式なれど、かなり良い。これならば少々字が小さくでも大丈夫。
会議ツールとして
実際に会議中にも使用してみた。
配布資料をPDF化してSDカードに放り込み、会議室に移動しながら起動。会議室に着いたらPDFを開いておく。
PDF表示中は
・部分拡大
・手書きで書き込み
・スクロール
などを駆使して資料を活用する。実際にやってみたが、かなり快適だった。
手書き結果も、フリーのアプリを使用してPDFに統合可能。これで快適な電子書籍ライフが送れるぞー!!
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