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とらんすふぉーーむ!
Posted on 8月 12th, 2012 はおりん No commentsASUSのキーボードと合体するAndroidタブレット、Transformer Prime TF201を買ったぞ!
Androidタブレット使用歴
そもそもの発端は中華製のAndroidタブレットを購入したことである。最初に買ったタブレットは、そりゃもう遅くて、メモリも足りなくて。感圧式タッチパネルだったんだけど、そのパネルの出来も悪くて、本当に、おもちゃのようなものだった。価格も1万円しなかったような気がする。OSはAndroid1.6、だった気がする。ちなみに液晶が割れてしまい、すでに電源も入らない電源は入った、すっげー動作が遅いけど。倉庫に放ってある。
次に買った端末は、これまた中華製で、OSはAndroid2.1。こちらはデフォでrootedだったり、ADBが使えたり、ROMが書き換えられたりしたのでいろいろいじった。いやしかしこれも遅かった。メモリも256MBしか無かったはずだ。今となっては耐えられない遅さだった。こちらもバッテリがお亡くなりになっているので、USBで給電しないと電源が入らない。液晶は割れてるが、USB機器が接続できるので、マウスを接続して操作も可能だ。電源を入れるつもりも無いが。
さて、上記2端末でAndroidの予習もバッチリ!いざ、2010年11月に発売されるGalaxyTabを、意気揚々と予約したわけである!なお、当時勤務していた会社と取引のある携帯電話販売業者で予約したため、発売当日に会社まで持ってこさせて、会議室で契約と支払いを行った。このGalaxyTabも、もちろん買って3日でrootを取って、ROMも入れ替えてしまった。その後、コイツでAndroidアプリ開発の勉強をしたりと、いろいろと活用した。今の基準から見れば重くて分厚い端末だが、そこそこ速くてそこそこ軽いので、常に持ち歩いていた。
さて、GalaxyTabが引退したのは、10インチのタブレットを買ってしまったからである。というのも、ギャラタブではメモリ不足感を感じてきた頃、7インチタブレットで高性能な製品が出ていなかったのである。そこで見つけてしまったのが、auが販売しているMotorola XOOMという10インチタブレットである。XOOMはデュアルコアでRAMが1GB、ストレージ容量も32GBと、GalaxyTabとは目指す方向性が全く異なる端末である。
そもそもGalaxyTabを買うときに、僕は10インチタブレットは必要ないと考えていた。日本人の手には大きすぎるのだ。その考えは今も変わっていないが、ではなぜXOOMを買ったかと言えば、それは「モバイルノートPCの置き換え」を狙ってのことである。そのとき使っていたEeePCがやや分厚くて邪魔に感じ始め、またその用途もWebブラウザとSSH端末程度でしかなくなってきており、それならばAndroidで代用できるのではないか、と考えたのである。というわけでXOOMと共にBluetoothのキーボードとマウスも購入。実際にSSHで作業してみたりもしたが、実に快適でEeePCなんて冷蔵庫とTVのスキマに押し込められたままだったりしているくらいだ。もちろんXOOMもrootを取ったりROMを入れ替えたりしていたが、XOOMはfastbootという、ROMの影響しないモードで起動してROM書き換えが出来るので、ほぼ文鎮にならない、安心端末であった。起動しなくなったら初期化してしまえばいいのである。簡単簡単。ちなみにXOOMの購入後、GalaxyTabは母が使っていたが、老眼が進んだこともあり、小さいと文句を言っている。
このXOOMは父と母にレンタルされることになった。
さて、ようやくお待ちかねの、Transformerである!
ノートパソコンが欲しかったんだよ
会社での所属業務が変わって、客先にボチボチ行くことも出てきたこともあり、再び「モバイルノートが欲しいな」と思っていた。客先で打ち合わせするのに、やはりあると便利である。というわけでネットで調べたり新宿のヨドバシに行ってみたりしたが、どうもこれ!という製品がない。1kg前後の重さで6時間以上動いて欲しいのだが、バッテリが大きくなると、重さは1.4kgを超える製品がほとんどだ。また、カバンに入れる関係上、薄さも重視したい。Ultraノートもチェックしたが、どうも14万円という価格ほどのスペックでも無いように思えてならない。「ぶっちゃけ、画面を分離したときにはAndroidになって、キーボードを付けたらWindowsになればいいのに」と思ったところで思い出す。「Windowsは動作しないが、分離するタブレットなら、あったよな」。それが、ASUSのTransformerシリーズである。
Transformerシリーズは、初代のTF101、グレードアップしたTF201、TF201の廉価版であるTF300T、TF201から解像度とCPU性能を上げたTF700Tとある。
いわゆる「現行機種」はTF300TとTF700Tだが、TF300TはTF201のGPS問題を改善した代わりに、CPU性能が低く、バッテリ持続時間もやや短く、重く、ほんの少々厚くなって、ゴリラガラスじゃなくなって、お安くなっている。
TF700TはTF201の1.4GHzに対して1.7GHzというCPU性能となっており、解像度も1280×800から1920×1200に向上した。代わりにバッテリ持続時間が4時間ほど短くなった。また、解像度が上がって映像処理にCPUを食われているのか、ベンチマークスコアも思ったほどの差は出ていない。あと新製品なので高い。
ちなみにTF101は性能がXOOMとほぼ変わらないため、候補に無い。価格帯の近いTF300TとTF201で悩んだが、以上のような理由でTF201を選択した。なお、GPSについては各所で叩かれているとおり、不具合と言えるほどの感度不良があるが、これについては目を瞑ることにした。
TF201の主なスペックは色々なサイトで書かれているが、簡単に言うと、
・4コア+省電力用コア (XOOMは2コア)
・メモリ1GB (XOOMも1GB)
・ストレージは32GB or 64GB (XOOMは32GB)
・解像度1280×800のSuperIPS+液晶。屋外で見やすい。もちろんゴリラガラス。(XOOMはIPS液晶、ゴリラガラス)
・厚さ8.9mm (XOOMは12.9mm)
・重さ586g (XOOMは約700g)
・キーボードと合体、ノートパソコン形状に変形するまず手に持って思うのが、これまたみんなと同じで「薄っ!軽っ!」であるw そもそもXOOMより4mm薄くなって、100g以上軽くなっており、薄くて軽いと思うのは仕方の無いところ。キーボードと合体させても19mmで約1kgと、まさにモバイルノート。
XOOMを買ったときにも薄くて軽いと思ったが、TF201はさらに薄くて軽い。形状はほぼ同じだが、XOOMの方が枠が小さい。厚みについては3mm減ったはずなのだが、体感では半分くらいの厚みになっているようにすら感じる。おそらくそう感じるように形状に工夫がされているのだろう。
また、EeePCを比べてみると、差がいっそう大きくなる。面積については、EeePCはワイド画面ではないため、横方向にTF201が伸びているが、厚みがヤバい!3~4倍くらいあるんじゃないだろうか。
これでタブレット側だけで12時間、合体状態なら18時間も動作する。一日中充電せずに使える時間だ。あまり使わなければ軽く2~3日もつだろう。実際、XOOMですら2~3日もっていたのだから、ほぼ同じだけ使えると考えられる(XOOMのバッテリは10時間)。バッテリの使い方も工夫されていて、CPUなど内部への給電は必ずタブレット側から行われる。キーボード側からの給電は、タブレットへの充電という形で行われる。つまり、タブレット側のバッテリがほとんど無い状態でキーボードに接続し、そのまま使わずに数時間放っておけば、キーボード側が空になってタブレット側が1/3~半分くらい充電されている、というわけらしい。実に興味深い。今度実験してみよう。
rootとか取ってみよう
さて、外面的なことと性能的なことは他のサイトに譲ってしまい、ここからは当ブログらしく、rootの取り方やらなんやらを書くことにする。
rootの取り方なんて今更感があるかもしれないが、実は日本語の情報ではAndroid4.0になったTF201のrootの取り方に当たらなかった。
rootの取り方としては検索するとすぐに出てくるコチラのサイトのように「viperMOD PrimeTime」を使用したり、またはコチラのサイトのように「Mempodroid root」を使用する方法があるようだが、どちらも日本最新のROMである、9.4.2.22には対応していない。ダウングレードしてrootを取るという方法もあるようだが、xdaをよーく読んでいくと、あるスレッドに誘導される。それがコチラのスレッド、「Debugfs automated root」である。rootの取り方は簡単。USBケーブルでPCに接続して、ドライバをインストールしたらbatを実行するだけである。もちろん、9.4.2.22にも対応している。ちなみに僕のTF201ではちゃんとrootが出来たが、万人誰でも出来る保証は無いので、文鎮の覚悟だけはしておくように。文鎮からの復旧方法はまだ検証していないので、お答えできない。
batを実行すると3回ほど再起動がかかり、Superuserがインストールされる。なんだかんだで3~4分かかるので、文鎮の恐怖におびえつつ手も足も出せずにおろおろと経過を見守ることをオススメする。
rootを取れば、たとえば「Samba FileSharing」を使ってWindowsからストレージにアクセスしたり、「TitaniumBackup」を使ってアプリをデータごとバックアップしたり出来る。ざっと使ってみた感じ、とくに不具合も無く、キーボードも正常に動作している。unrootなどは試していない。さて、rootを取ると内部のファイルシステムが見えることになる。
内蔵ストレージは例によって「/mnt/sdcard」にマウントされているが、microSDカードは「/Removable/MicroSD」にマウントされる。試していないがキーボードドック側のSDカードやUSBメモリなども/Removable以下にマウントされるのだろう。モバイルノートの代替
実際にキーボードドックを接続した状態で、メールを書いたりSSH接続してみたりしてみたが、実に快適である。まさにモバイルノートそのままと言って良い。これで18時間動くんだから文句の付けようも無い。仕事が終わったらキーボードを分離してゲームでもやってればいいのである。まさに変形。
随所で叩かれたりしてる製品ではあるものの、買って4日ほど使った感触は良い。次は実際に打ち合わせに活躍してもらおう。
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